平戸市、佐賀県立図書館を訪ねて

10月19日に福岡へ行く用事があり、せっかくなので翌20日平戸市、21日に佐賀県立図書館へ足を延ばしました。平戸はさすがに遠かったですが、そのぶん平戸藩松浦氏の面影を色濃く残す風情ある街並みが印象的でした。市役所で教育長さん、教育次長さん、社会教育課の課長さん、班長さん、図書館のKさんらに温かく迎えていただき、図書館では平戸図書館の館長さんに助成事業の進捗状況を伺いました。沖図書という貴重な郷土資料のデジタル化は、次に控える新しい図書館にとって中心的な資料群となりそうです。松浦史料博物館の史料群とともに平戸の歴史や文化を継承する役割を果たしてくれるはずです。

図書館にまったく関係なく感動した平戸市役所前の幸橋。いまから300年以上前に作られた石積みのアーチ橋です。江戸時代の人はどうやってこの形を作り出せたのだろう?


翌日は佐賀県立図書館で館長、副館長、係長にお会いして、助成事業の進展を伺いました。その様子はすでに事業者ブログに紹介されていますが、いままで地道に実施してきた成果を拝見してちょっと驚いてしまいました。佐賀県立図書館、すごく頑張ってます。しかし佐賀県民の奥ゆかしさゆえかもしれませんが、その素晴らしい成果がまだ世に示されていません。佐賀県人名録は38万人収録されているのに館内でしか見られないそうです。実にもったいない!しかしいよいよその実績を発表する日が近づいてきています。11月24日、図書館総合展フォーラム第4会場で、−東京大学史料編纂所「社会連携研究部門:図書館等所蔵史料の調査・整備研究」の目的−において多々良友博郷土資料調査担当係長が報告を行います。http://www.yushodo.co.jp/forum2010/
また同日特別会場では、野田嘉代子副館長が図書館政策フォーラム第2部において「図書館海援隊」の実践報告を行います。http://www.timewithbooks.com/library_fair/forum/forum.html
お二人の、佐賀県立図書館のフォーラムデビューが楽しみです。


平戸市佐賀県立図書館のみなさん、ありがとうございました。
これからも各地の事業者の皆さんを訪ねて行きます。