募集要項(冊子)できました

toshokanshinko2010-02-04

平成22年度助成事業募集要項と助成申請書が印刷所から届きました。すでにPDFで公開していますが、必要な方はどうぞ事務局へご連絡下さい。
昨日は角川学芸出版で社長さんと編集者のSさんにお会いしました。先日Sさんが「NPO図書館の学校」のイベントに参加されたのがご縁となりました。間もなく「カドカワ学芸児童名作」という児童書のシリーズを刊行するのにあわせ、「カドカワ児童文学賞」という新人賞を設立したそうです。NPOは主にこどもたちが図書館に親しみ、図書館を使って知的好奇心を満たすことを目的にした「図書館を使った“調べる”学習賞コンクール」を開催し、その普及のため機関誌「あうる」を編集発行しています。このNPOは児童書の出版社と連携を保ちたいと考えていますので、これから児童書を刊行する同社とも協調していければと思います。
Sさんは、俳句雑誌の編集をしていたとのことで俳句の話題になりました。気になっていた疑問「季語っていくつあるの?」をぶつけたら、歳時記の編集の方に問い合わせてくださいました。「角川俳句大歳時記全5巻」に掲載された季語は、全部で23,760、見出し語だけで5,300あるそうです。見出し語ひとつに対して参照形のように季語が複出されているのでそうなります。たとえば、見出し語「行く春」には、春の名残、春の行方、春の限り、春尽くなど14の季語が連なっています。
俳句を始めると、景色が違って見えてくるそうです。見たことを17文字というフレームで表現しようと意識するからでしょう。それは見えないカメラを常に持ち歩いているようなものなのでしょうか。